• 求人サイトを見る前に!抑えておきたいPoint①

医師の雇用契約書「ここをcheck!」

一昔前は「雇用契約書もなく入職してしまった・・・」なんて話もたまに聞く機会がありましたが、今は雇用契約書ありというのが医師の転職時でも当たり前になってますね。

なお、知人紹介やクリニックの場合は契約書も無しでということが今だにあるかもしれませんが、後々のトラブルに繋がる可能性がありますので、契約書は必ず締結してくださいね!!

本日は常勤入職時の雇用契約書を中心にcheckしていただきたいPointをご紹介します。(法律の専門家というより医師紹介会社目線で書いておりますので予めご容赦ください)

給 与

常勤医師の場合は年収で提示を受けることが多いです。そのため、年収の支払い方法は12分割なのか、それとも賞与扱いで例えば14分割で支払いなのか、支払い回数は把握しておきましょう

また、時間外手当てや当直手当てなど、事前に取り決めた手当ては記載しておいたほうが無難です。

ただ、学会参加の手当てまで書かれるていることは少ないと思います。

昇 給

給与と少し関連しますが、昇給は可能かは事前に確認の上、記載しておいたほうが良いです。

「業績により」など、明確な決まりがないケースでも一応書いておいたほうが安心です。

なお、元々の給与が相場以上の場合には昇給がないケースもありえます。それに納得して入職するのと知らずに入職するのでは個人的感情は異なるので必ず確認しておきましょう。

退職通知期間

揉めやすいのがこちらの項目です。

雇用されている医師も労働者であることには変わりありませんので、法律的には一般職と同じ退職通知期間で問題ありませんが、雇用側の感情としてはなかなかそうはいかないもの。

また、法人によっては半年前の通知を求められるケースもあります。退職通知は何ヶ月前かは把握・納得した上で契約書を締結しましょう

基本的に契約書に書かれてあることを変更しようと思うと、入職後より入職前のほうがスムーズです。だからこそ事前にしっかり確認した上で手続きを進めましょう。(あまりにも細かい要求・質問ばかりすると先生の印象を下げてしまう可能性もあるので、そこはバランスよく確認しましょう!)

ただ、雇用契約書は監査時など第三者にもチェックされる可能性がありますので、先生の都合の良いことばかりは書けませんし、法人側の要求もしっかり入っているのが普通です。(過去に問題のある医師がいた場合等、牽制的な意味合いで厳しめに契約書を書いている法人もあります)

もし「契約書(建前)はこうだけど、実際はこうなんですよ」等の補足説明があった場合は、言った言わないで後々モメることがないようメールでやりとりを残しておくと安心です。

自分の身を守るため雇用契約書はとっても大切です。入職時には必ずcheckしてくださいね!