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ママDrが考える「ママDrの働き方〜常勤vs非常勤②〜」

皆さま、日々の診療、子育て、生活、家事本当にお疲れ様です。

本日は少し期間があきましたが、「常勤、非常勤編の後編」になります!

さて、前編では常勤のメリットについて考えました。

後編では非常勤についてのメリットを考えていきたいと思います。

ここでいう非常勤というのは定期非常勤や、スポットで働ける時に働くというイメージです。

常勤での給与の安さ、しがらみ、人間関係などを考えると、子育て中はなんとなく非常勤の方が働きやすいような気がしますよね。

それでは詳しく考えていきましょう!!

ーメリットー

断然給料が良い

お給料も時間単価がよく、常勤より弾みます。これだけにつきます。毎日病院に行くdutyがなく、週1−2回勤務だけでも常勤の時短勤務の給与と同じくらいになってしまうかもしれません。

共働きで二馬力であれば、家事を担う側がこのような働き方をするのは理にかなっていますよね。
私はこのような働き方をするのが、ママだけ、ではなく、パパでもいいのではないかな、と思うのが今日この頃です。(思いの丈は医師を取り巻く環境の記事に書いてあります。)

医局人事から離れられる

突然の転勤辞令などのリスクが減ります。所帯持ちの場合、ある程度考慮される場合もありますが、こればかりは医局とその時のタイミングによるのでわかりません。

専門の診療科以外で働ける

産業医、健診、ワクチン、美容系など、専門科を問わない勤務が非常勤では多くあります。自分の専門科を極めることはもちろん大切ですが、たまにそのような変わった環境で働くのも、新たな発見や、忘れていた知識を思い出したり、新鮮で、勉強になります

ーデメリットー

休みづらい

非常勤である以上、たとえばその勤務日の医師は自分だけ、なんていうことも多々あります
そんな日に「子供が熱を出したので…」は通用しないですよね。そんな時は病児保育やいつ何時でも頼ることのできるご実家や義実家がある方であれば、心強いのですが、なかなかそうはいきません。

たとえ給与が寂しいような常勤でも、ある程度マンパワーが確保されていればお休みすることの代償は少なく済みます。

目下、この感染拡大で、保育施設、医療機関共に発熱の定義や検査陰性の確認などが厳しくなっている世の中ですから、熱発時の対応には頭を悩ませることが多いです。

社会保険、年金、福利厚生

非常勤でも施設によっては週○回以上勤務で常勤と同等の権利が選べる場合があります。
非常勤の求人を探す際にも、これらの社会保障や福利厚生などは必ず確認するべきです。

有給ありますか?育児休業給付金は?

決定的な違いとも言えるでしょう。常勤ではたいてい有給は年10−20日付与されますし、産休に入るとなれば自動的に給付金の説明もあります。

今はフリーランスでも給付金が受けられる様に制度も変わってきているようですが、公の制度ですのでさまざまな要件があると思います。

定期非常勤であれば勤務状況によって有給は幾分かありますが、子育て中は何かと休むことが多く、この休んでいる間に給与があるか、ないかは重要です。
もちろんスポットで何回か働けば給付金と同じになるよね、という意見もあります。

ここまで常勤、非常勤という視点でママの働き方について考えてきました。

仕事も育児も家庭もなんて無理!バーンアウト寸前!であれば少し休んでも、ペースダウンしてもいいのです
自分の精神衛生面を大事にしていきたいものですね。
子供が小さくて、親を求めてくれるのは一瞬ですから、その時を逃したくない気持ちもあります。

でもいつか、子育てが終わった時に、辛くても、大変でも、細く長く続けてきたことはきっと糧になるのではないかなとも思うのです。

いずれにせよ、個人の置かれた環境、考え方によって、ベストな方法は違うと思います。
またキャリアをどこまで追い求めるか、その辺りにもよります。

それぞれが一番いい方法で、家庭とのバランスをとりつつ、細くでもいいので続けられる世の中になります様に。

以上、常勤VS非常勤 どちらで働く?でした!

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