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簡単解説!見学前に見て欲しい『選考基準の計算方法』

秋は保活が本格化!!認可保育園への入園を考えているママさん、考基準になる「指数」はもう調べましたか?

初めてだと分かりにくい、選考基準の基になる指数について本日は簡単にご紹介して参ります!!

そもそも指数ってなに?

認可保育園に入園するために必要な選考の基となる点数のことです。簡単に言えば、定員人数を超えた募集があった場合、より点数が高いご家庭が選ばれます。(点数が同点の場合のケースは後述します)

家庭ごとの状況により点数は加点されるのですが、この点数のことを指数と表現しています。

指数には、基本指数と調整指数があります。

ちなみに、自治体によって呼び方や指数が加点される条件などは異なる可能性がありますので、ご自身の自治体を確認してみてくださいね。

実例で解説!指数の計算方法

\まずは「基本指数」から/

こちらは、具体例として品川区の新年度入園申し込み時の選考基準表です。

ご自身&旦那さんの勤務日数、勤務時間がどこに当てはまるかcheckしてください。週5日の1日8時間勤務だと指数は「20」になります。

なお、職場復帰の際に時短勤務でスタートされるケースもあると思いますが、今回の品川区の場合では「1日あたり2時間以内の勤務時間短縮は本来の勤務時間で認定(*)」となっています。時短勤務の取り扱いについては、自治体のHPもしくは直接問い合わせで確認してみてくださいね。

(*)保育園のご案内しおりP22より

こちらも同じく「基本指数」の表です(配置の関係で2分割にしてますが元々は1つの表です)。転職内定で復帰、求職活動中、離婚済みのママさんはこちらもcheckしてくださいね。

\続いて「調整指数」/

就業などの保育園へ預ける理由を点数化するのが基本指数なら、各家庭の状況を点数化するのが「調整指数」です。

兄弟の在園状況や、ひとり親世帯か、認可外への保育実績などが点数として加点できます。(こちらも配置の関係で2分割にしてますが元々は1つの表です)

品川区のケースだと医師として勤務する場合は1点の加点がつきます!

注意点としては、調整指数は加点だけではないこと。特に勤務実績が3ヶ月に満たない場合、7月までに出産予定の場合は要注意です。

\我が家の指数は何点?/

ご夫婦ともに週5日1日8時間勤務の場合の「基本指数」は、今回の表でみると40点(20点×2)です。さらに、お2人とも医師の場合は「調整指数」が2点(1点×2)加点されます。

他に該当する項目がなければ、こちらのご家庭は「42」点という点数で認可保育園の申し込み合戦に参戦することになります!!

ちなみに、指数の評価は提出書類によって認定されます。認定するのは自治体側ですし、書類の不備などで思っていた点数と異なるケースも考えられます。予めご注意ください!(提出書類についてはまた改めて記事にできればと考えています)

指数で確認、入園の可能性は?

我が家の指数が分かったところで、次に確認いただきたいのが過去の入園実績です。

こちらは、品川区の「認可保育園等一次選考内定者 最下指数一覧」の昨年度の実績です。平たく言うと、入園できた中でもっとも指数が低かったご家庭の点数です。

黄色の部分が指数です。例えば、一本橋保育園に昨年度入園した中で最も点数が低かったご家庭は「40点」だった、ということが分かります。先程の42点のご家庭が一本橋保育園を希望した場合は、申込者の傾向が昨年度並だった場合は、入園確率が高いかもということも分かります

なお、品川区の場合は過去6年間分の結果を公表しているので、過去数年間の傾向も見るとさらに参考になるかもしれません。

これから保育園見学に行く場合は、例年と比べて見学者数やお問合せの数は多いかも聞けるとさらに参考になると思います。

ただし、あくまでも今年はどうなるか分かりませんのであくまでも検討材料の1つとしてくださいね!

HPで過去の実績が公開されていない場合は、自治体の保育課へ問い合わせをすると教えてもらえるかもしれません。

\指数が同点の場合は?/

表をみてもらうと「40点」という数字が結構多い印象があります。夫婦共にフルタイムのご家庭はけっこう多いですよね。では、点数が同点の場合はどうなるかというと、、、

品川区のケースでは【①基本指数の高いもの、②階層(課税額)の低いもの、③同居の祖父母のいないもの、④区内在住年数の長いもの】の順で優先されます。

一番優先されるのは「基本指数」です。なので、(A)基本指数だけで40点のご家庭と、(B)基本指数+調整指数で40点のご家庭だと、(A)の家庭が優先されます

なお、先程の表で青いラインで囲んでいた「階層」は②のことです。「課税額が低いもの」なので、同じ点数でも住民税が低いご家庭が優先されます。ちなみに、階層の一覧も公表されていまして、ご夫婦の住民税の年額を合算するとおおよその階層が分かりますよ。ついでに保育料も分かります。

品川区の場合はこちらのP60に書いてあります。

指数も確認した上で園選びをすると具体性がいっきに増すかもしれません!これから保育園の申し込みを行うママさんは参考にされてくださいね♪