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勤務契約終了の回避術!-非常勤編-

先日、非常勤の契約終了になりやすい理由5選をご紹介しました。

今回はその回避方法についてご紹介します。

欠勤や遅刻・早退については基本的な事なのでご自身でお気をつけくださいとしか申し上げることがないのですが、事前に防げるものや誤解・思い違いは回避しましょう!

例えば、常勤先や学会等で欠勤が年に数回発生しそうだと予想できるのであれば、勤務開始前に伝えしておきましょう。そちらのほうが印象が丁寧になります。

また、診療開始は9時であっても暗黙のルールで8時50分迄には出勤が必要という医療機関もあります。予約患者が終了しても契約時間までは待機が必要な医療機関もあります。それは、面接時などの勤務開始前に確認しておいたほうがベターです

院内のルールに気づかずに破ることを繰り返していると、ご自身に非はなくても「あの先生は遅刻が多い」や「勝手に帰ってしまう」など、マイナスの印象が出来上がってしまう可能性もあるので気をつけましょう。

なお、子どもが原因の急な欠勤や遅刻早退はどうしようも無いと思います。こちらに関しては、勤務開始前にこういう対策(親やパートナーサポート、病児保育登録など)を考えていますが、ご迷惑をかけてしまう可能性があるかもしれませんと予めしっかり伝えた上で入職しましょう(それに対する相手側の意見も聞いた上で入職を判断したほうがママさんにとっても安心ですよ)

患者さんからの評判については、先生方のほうがどういう接し方が良いのかご存知だと思いますので言及を避けますが、気を付けていただきたいのは抱え込まないことです。「非常勤だから」と遠慮したり、「非常勤だしまいっか」など軽く考えずに、スタッフへ報連相で頼っちゃいましょう。

患者さんから評判が悪いという声は、患者さんが直接クレームを言ってくる場合と、患者さんの様子を見て現場スタッフが上に報告する場合があります

なので、「スタッフからは評判が悪い」にも通じる話ですが、スタッフを味方につけておくことは非常勤勤務でも重要です。

よっぽどクセの強いスタッフだと別ですが、多くは挨拶や見た目の清潔感など普通にしていれば評判は問題にならないケースが多いです。逆に問題になりやすいのは、スタッフへの口調がきつい、スタッフの依頼を無視する、当直時の電話に出ないなどです。

医師もスタッフも常勤(正職員)なら、医師のほうが立場上強いかもしれませんが、医師(非常勤)とスタッフ(正職員)だとスタッフのほうが優先されがちなので気をつけましょう。

診療に不安な点が多い」というケースについては、「相談できずに自己判断で失敗した」というケースが実は多いのではないかと思います。特にプライドの高い先生は要注意です。また、非常勤先の診療方針を確認した上で対応しておけば防げたケースもあります。

不安な患者さんや不明なことは、スタッフや常勤Drに相談するほうが無難ですし、入職前に相談できる環境があるか確かめておくと勤務後も安心です

非常勤は、実は医師であっても不安定な雇用形態です。常勤よりも退職になりやすいです。先生方を怖がらせる意図は全くないのですが、不要な退職は防ぎましょう!