医師を取り巻く環境を変えたい!という目線で、男性の育休取得などについて考えてみました!
私が「もし管理職になったら」という目線で、改革のメスを入れたい医師を取り巻く現状について妄想したいと思います
医学部入試差別化問題で男女比がついに以前と反転、女子学生の合格者が上回ったようです。
働いてみると、目標思考型で没頭できる反面周りが見えなくなってしまう男性医師より、マルチタスクに長けた多角的に物事が見られる女性の方が、医師に向いているなと思う局面もあります。
そういう点では女子医学生が増えることにメリットを感じています。
しかし、現実はそう甘くなく、医学部を卒業する頃には24〜30歳前後になり、研修終わりがアラサー、医師としてはまだまだ研鑽が必要な時期、もしくは専門医取得も落ち着いてある程度一人で仕事がこなせるようになってきた頃には30代も半ばに差しかかり…。
結婚、出産の適齢期と、一番研鑽を積み、責任感が増す時期が重なることがほとんどです。
女性医師が将来ますます増えることが不可避な今、どうやったらみんなが満足して働いていけるか、改めて考えてみました。
男性も育休とりませんか?ーー時短できませんか?
ここのところ男性でも育休が取れるようになってきました。
1ヶ月でも子供とべったり過ごしてみる、子育てとはいかに想定外の連続かという事を身をもって体験してもらいたいものです。
第二子以降であれば上の子のフォロー、送り迎え等も大変助かるでしょう。男性医師も実際に子育てに関わることにより、いつもいつも子育て女医の代わりばっか…という不満も少しは解消できるかもしれません。
金銭面でも最近は育休扱いでパパママ育休プラスで給付金もあり、育休も延ばせたりと、取れるものなら取らない理由は無いと思います。
前例が無いから、と引け目に感じている方が居たら、全力で背中お押したいものです。
育休だけではありません。時短勤務、フレックスタイムについても同じです。
子育て女医ばかりが、早く仕事を切り上げて、帰宅して子供たちの事も1人でやって…数々の女医仲間の悲鳴を聞いてきました。
キャリアを諦めて転科したり家庭に入る人もいます。それも選択肢の一つではあるのですが、女性医師が増えて、そのような人たちがどんどん増えては医療界が回らなくなります。
子育て女医だけが早く帰るような環境ではなく、仕事がない人は無駄に残らず早く帰る。管理職の人だって早く帰る日があってもいいのです。
男性側の方が実は子供の相手が上手、料理が上手い、そんな場合もあるでしょう。
そうしたら妻が働き、夫が時短でもいいのではと思う事もあります。
そうすれば子育て女医でもキャリアを諦めずに、細々とキャリアを築く事だって可能かもしれません。
それともう一点、子育て中の医師にだけではなく、男女問わず若手や、独身、ベテラン、肩書き関係なく多様な働き方をしてもいいのではないでしょうか。
例えば、子育て中の医師は夏休み等に休暇を多めに取る代わり、子供の学校のある間はビッチリ働く。
その代わり若手、独身、ベテランのような方が、その期間に(学校があり子育て医師が働けるような期間)休暇を多めに取る等、休むのはお互い様に出来たらいいのです。
もちろん子育て医師も子供の突然の病気などで休むかもしれないので、それをカバーし得るくらいのマンパワーは必要なのですが…
みんなが満足して、働ける職場、そんな理想が現実になる世界を望んでいます
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