お人柄やキャリアに優れた先生でも、言葉のチョイスを誤ると面接時の印象を崩してしまうことがあります。
それは、とても もったいない ことです。
実は、医療機関側が求めるものとして、キャリアや手技ももちろん大事ですが人柄やコミュニケーション能力をあげる採用担当者もかなりいらっしゃいます。
本日は、面接時や採用前によくある質問の先方への伝え方についてご紹介します。
下記の質問を全て行う必要はありませんが、もし該当する質問で「これは気になる項目だな」というものがあれば、よろしければ参考にされてみてくださいね。
休みたい場合はどうすればいいですか?
ママさんDrの場合はお子さんの行事や家庭の事情でどうしてもお休みが必要な場合も発生するかもしれません。先方側に「休みが多くなるかも」と不安に取られないためにもこんな伝え方がおすすめです。
「基本的にお休みをお願いすることはあまり無いと思うのですが(※)、どうしても必要な場合はお休みは可能でしょうか?」
(※)休み回数が分かっているなら「休みが無いよう留意いたしますが、年に2~3日程、子供関係でお休みを取得する可能性がありまして…」と言い換えてもいいと思います。
急な休みは可能ですか?
子どもの発熱などで休みが必要な日もあると思います。しかも当日ってなかなか言いづらいですよね・・・。もし事前に質問(相談)しておくなら、こんな切り口でいかがでしょうか。
「子どもの体調不良時に病児保育(もしくは両親やパートナーのサポート等)を利用しようと思っていますが、どうしても預け先が見つからない場合は、やむを得ずご相談させていただくことは可能でしょうか?」
簡単に休もうとしてませんよ~でも四方八方手を尽くしても難しい場合はご相談しますよ~という真意が伝わればOKかと思います。
給与UPはできますか?
働く上で給与はすごく大事ですが、人の命を救う仕事という崇高なイメージもあるため、採用前にお金の話をすることは医療業界では敬遠されがちです。
もし、紹介会社を使用する場合は、紹介会社の担当者経由でそれとなく伝えてもらった方がいいです。
自己就職の場合は、履歴書やメールでのやりとりの中でそれとなく記載すると良いかと思います。
・希望勤務曜日、希望時間帯、希望就業形態、希望給与、、、といった感じで希望条件を箇条書きにした中に紛れ込ませると、それとなく伝わります。
昇給はありますか?
こちらも給与UPの質問に通じる話ですが、お金関係の質問は特に慎重にされることをおすすめします。
昇給については、「入職後は貴院に貢献できるようしっかり勤務させていただきます。勤務の成果が上がってきた場合や、長く勤務した場合は待遇に変更はありますか?」という感じで聞いてみましょう。
なお、YESの場合には、入職後のトラブルを避けるため、契約書締結時に具体的に文言として昇給について盛り込んでもらった方がいいです。
残業はしたくありません
子どもの送迎やご飯の準備で夕方はママにとって特にてんてこ舞いな時間帯。残業したくなくて当たり前ですが、その感じを全面にだすと印象はあまりよくありません。
「出来る限り貴院の診療に寄与したいと思っておりますが、家庭の事情で○○時以降の勤務は難しく、ご相談は可能でしょうか」的な質問にした方が柔和に聞こえます。
対応できない患者さんは診なくてもいいですか
診療範囲が違う患者さんや、少し重い患者さんの対応は当たり前ですが不安になりますよね。非常勤で1診の場合は、相談するDrがいるかも気になるところだと思います。
こちらに関しては、「対応が難しい患者さんは ご相談することは可能でしょうか」と質問すると、院内のルールやサポート体制を教えてくれると思います。
基本的に聞きたい質問の前にクッション言葉を意識すると質問が柔和に聞こえます。ただ、言い回しがくどすぎて真意が伝わらないことがないよう注意しましょう!
相手に誤解を与えやすい質問は、やっぱり休みとお金関係なので、特に慎重に。
面接は自身が選ばれる場所であり自身も選ぶ場所。
まず選ばれなければ自身も選べません。そして、ご自身が誠意を込めて質問したのに、誠実な返答が返ってこない場合は、逆に勤務について再検討したほうがいいと思います。
良いご縁のある勤務先が見つかりますように^ ^